皮膚の話

●ジベルばら色粃糠疹
あまり、聞き慣れない病名ですが、皮膚科の外来では、特に春秋の季節に多い病気の一つです。男女差はあまりなく、年配の方や、赤ちゃんはあまりかかることはありません。
症状としては、躯幹・四肢に急速にりん屑(皮膚がカサカサしてむける状態)をともなった、1~2cmの楕円形の紅斑がたくさん出来てくる病気です。特徴的なのは、この症状がでる以前に、初発疹として、体のどこかに直径1~3cmの環状のりん屑を伴った紅斑を認めることが多いことです。かゆみはあまり強くない事が多く、顔など露光部位には発疹はあまりでません。

原因としては、ウイルス等による感染アレルギー説が有力ですが、現在のところ不明です。突然、ほぼ全身に皮疹が出てくるために、驚いて、不安を感じるようですが、他の人に伝染することはなく、1~2ヶ月ぐらいの経過で自然治癒し再発することがほとんどないことから、この病気にかかってもそれほど心配することはありません。ただ、掻痒や症状の強いタイプや、薬疹のジベル型の場合もありますので、その場合は治療が必要です。また、ステロイド剤などを外用したほうが、若干早く治るようです。

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